最近聴いてるの (不定期更新)

知り合いが言うには、人間は良い映画を見た後、また同じ映画を見たくなる人と別の良い映画を探したくなる人に分かれるんだそうデス。自分はかなり前者。一度買ったCD何度も聴く方。それだけではイケナイと自分を戒めて音楽を探しに行く所存。

2003/8/10

ポップン10 とりあえずの感想

 えーと、ポップン10、版権曲と隠し曲を除く新曲をひととおり聴いてきました。近所にメンテはイマイチだけど音はよく聴こえる穴場があるんで、ノーマル選んでどっちかというと曲に集中してやってました。
 がー、曲の印象が今回はどうも薄うございます。ポップンを知らない友人たちに「こんなイイ曲があるよ!」と聴かせたくなる曲が今のところ無い。今まで聴かせてきたのは、SUPERCARなどにも通ずる不思議浮遊感ポップの「Marigold」、Children Popといいつつ実は童心を至上のものとする前衛ポップ「Twinkle Song」とかなんですが、それに匹敵するほどの・新しく・上質の、曲が今回は見当たらないのですよ。
 さらに、「永遠と言う名の媚薬」とか「Requiem」といった、そこまでやるかお前!! という曲も今回は探せない。これはどうしたことだ。

 昔、音ゲーが乱立したことがありましたが、結果的にほぼコナミだけ残りました。それは良質で幅広いオリジナルの曲がプレイヤーに支持されつづけたのが大きな理由でしょう。曲にこだわりのない音ゲーはすたれました。唯一、流行曲とシンプルなシステムを持つ太鼓の達人が、人気でポップンに匹敵します。ポップンは、太鼓の達人よりコアなプレイヤーを狙っているわけですから、曲の多彩さと良さで差別化をつけていく必要があります。

 だがしかし!
 新堂さんの曲もDes-Rowさんの曲も大幅な進化を見せているし、アーティスト同士のコラボレーションもすばらしい名曲たちを生み出していますが、それらもあわせて……今までのポップン曲と今の流行曲の範囲から外れず、どうしても「どこかで聴いたような……」曲の印象になってしまっていると思うのですよ。
 今回の新曲はあまり多彩な感じがしません。

 ポップンはマンネリズムを目指すんでしょうかねー。新しくて素晴らしいものを提供しつづけるのには限界があるから、長く続けるものはどうしても「偉大なマンネリ」を必要とするのです。戦隊モノとか、水戸黄門とか、そんなんです。ポプ10は水戸黄門化の第一歩かもしれません。今まで活躍してたアーティストさんたちはきっちり良い曲を作って、高い完成度を誇るシステムはさらなる進化をみせて。それでもだんだん良い曲になれてくるプレイヤーたちには飽きられてしまうかもしれません。しかしマンネリが固定すると、そこから逸脱するものが作れなくなるんです。水戸黄門は自分で刀を持って悪を成敗したりはしないのです。行き着く先は進化の停滞、そして終焉です。

 偉大なマンネリを保ちつつ、進化するパワーを失わない。
 たいへんなことですが、ポップンが続く絶対条件だと思います。
 今回、進化する力が少し弱まってる気がします。あいかわらずのおもしろさと曲の良さを誇っているけれど、そこがとても心配なのです。外部からのアーティスト参加も今度は少ないような気がするし。

 僕の新曲イチオシは、海の歌(島唄)です。元ちとせをおそらく意識していると思いますが、曲づくりが非常にポップンぽくて、ちょうどPlatonic loveのようなセツナサを持っていて、叩いているうちに引き込まれる魔力を持っています。

 ニオシは、魔法的新定義(テクノガール)です。ポップンに受け継がれるYMOリスペクトなテクノシリーズの匂いがしますが、そこにガールズなボーカルを加えたことで、まるで違う雰囲気のような曲に聴こえてきます。リズムも音もちょっぴり変で、オシャレ系でもアイドル系でもないし、あまり聴いたことのない感じの曲です。

 まあ、でも、こういう曲がまだまだ聴けるんだから、ポップン大丈夫だよね。てゆうのと、リアリィがかわいいから全てOK! てのが結論です。

2003/2/21

Music for Popers -5- 「民族系」

・ナタラディーン(タブランベース)
・Sci-Fi Girl(ラガポップ)
・Denpasar(バリトランス)

民族系は自分の好きなところなので、2回にわけて、「純民族系」と「民族系」で書きます。実際どんなジャンル名になるかはよく知りません。民族系は、土着の音楽のテイストを生かしていろんな音楽を作っているものたちです。

・Vita Nova
 上野洋子、本間哲子、小川美潮、葛生千夏、EPO、Kokia、黒百合姉妹、遊佐未森、伊藤真澄、新居昭乃……etc。これはと思うアーティストを根こそぎ巻き込んで、鵺のように柔軟に拡大する謎のプロジェクト。リーダー吉野裕司が民族系の匂いがたまらなく強いヒトなので、楽曲は民族系・古楽系が中心だけど、テクノ、ポップまで触手をのばす。まりんとメラン、幻想水滸伝IIなどといった、ゲーム・アニメでも少し活躍してます。

・菅野よう子
 いわずと知れた音の女神(妖精系)。地球少女アルジュナ、カウボーイ・ビバップ、マクロスプラスなど、数多くのアニメ曲を手がけてます。テーマとして、「世界」が与えられたとき、この方は地球の全ての引き出しを開き、世界そのものをきらびやかな音楽にしてしまいます。玉手箱のように。

・平沢進
 知っているヒトはのめりこみ、知らないヒトは全く知らない、日本でいちばん古くからテクノをはじめ、常に先端を走る方です。最近ではめっきりTHAILANDの音に凝ってしまい、力強く重厚に響く音は他に例を見ず、「ヒラサワ節」と呼ばれ恐れられています。魂に直接響く音楽と声。

・三宅純
 ジャズを基調としつつ、CM音楽を多数作ってきましたが、最近あらゆる音楽を取り入れた難解かつ軽快なアルバムをいくつか作っています
。この方も地球すべての場所に引き出しを持っているようです。

2003/2/14

Music for Popers -4- 「純民族系」

・Tir na n'Og(ジグ)
・Bubble Bagpipe Hour(スコティッシュ)
・con te sabi2119(アフリカ)

民族系は自分の好きなところなので、2回にわけて、「純民族系」と「民族系」で書きます。実際どんなジャンル名になるかはよく知りません。純民族系は、土着の音楽のテイストが比較的強いものです。

・タブラトゥーラ
 折り紙つきの実力で、西洋中世の古楽を再現するといいつつ、大道楽団テイストのオリジナル曲を多数書き、ライヴのノリはなんでもあり。中世民衆の楽しい空気や宮殿のきらびやかな雰囲気をそのまま現代に持ってきたかのようなステキバンドです。以前のアルバムの方がダンスナンバー多いので、とっつきやすいかも。

・ロバの音楽座/カテリーナ古楽合奏団
 こども向けに、全国を回って、音を出す楽しさそのものを伝えるグループがロバの音楽座。ダンボールにゴムを張っただけ、のようなフシギな楽器がたくさんあります。同メンバーによるカテリーナ古楽合奏団は古楽グループ。気持ちよく、ときに緊張感あふれる曲を奏でます。音そのものの楽しさにさわれます。

・光田康典
 植松伸夫とならぶ、スクウェアの作曲家。クロノトリガーやゼノギアス、ゼノサーガなどを手がけてます。民族系に非常に造詣深く、また探究心旺盛な曲も多数作ってます。ゼノギアス・オリジナルサウンドトラック「CREID(クリイド)」は、日本のジグ好き(Vita Nova)と、本場のケルトロック(IONA)が一緒になって作った奇跡のアルバムです。Tir na n'Ogでジグってなんだろうと思ったヒトは次に聴いてみることをオススメします。

・IONA(アイオナ)
 自分あまり海外のものは聴かないんですが、IONAは別
。本場のケルティックロックバンドです。EnyaやEnigmaで飽き足らないヒトに。ジグはライヴでだけガンガンやってたらしいんですが、昨秋でたIONAのBOX4枚組でついにIONAジグが収録。いつまでも聴いていたくなる、終わりがくるのがセツナクなる音楽です。

・芸能山城組
 
民族系のある意味頂点。
ブルガリア合唱からシルクロードをたどって純邦楽まで、民族に根ざした生活を体験し、その上で民族音楽の完全再現をめざす極めてストイックな(ほぼ)アマチュアグループです。ケチャとガムランについては絶対的。映画AKIRAの音楽は凄絶。最近CDを出すような活動から遠ざかっているのが寂しいところではあります。

2003/2/11

Music for Popers -3- 「サイケ」

・L.A.N.(サイケ)
・twinkle song(チルドレンポップ)
・marigold(フラワーポップ)
・スペース★キッス(グラムロック)

きらびやかな音の海に埋もれたいヒト向け。あまり本気にせずに、この4曲をオススメコースとして西新宿のとあるゲーセンのポップンノートに書いたら、翌日もう筐体に登録されててびっくりしました。自分自身で2回やりました。ふわふわな気分。

・luminous orange
 ルミナスオレンジ。ついこないだ新譜「Drop you vivid colours」を聴き、音からみえるビジュアルのあまりの美しさに卒倒しそうになりました。今でも思い出すだけでヤバイです。夢の中のような、ただただひたすら美しい空間。その音。

・SUPERCAR
 アルバム、HIGHVISIONは全てを通してまさにフラワーポップ。ギリギリまで意味を削ぎ取って、まるで記号のような歌詞。心象風景そのままの音楽。聴きやすいのに、難解。身体に染みる音楽、でもポップなんです。

・竹村延和
 twinkle songを作った方の脳裏にはきっとこの方の音楽が流れていたのではないでしょうか。レーベルChildiscを立ち上げ、こどもの持つ、ピュアな自由さを至上の音楽とする試みをつづけています。流れる音は、それぞれがまるで無関係だったり、突拍子もなかったり、しかし、聴こえてくる音楽は最高に心地好いもののヒトツです。

・OOIOO
 バードホイッスル、口琴、はてはツクツクホーシの鳴き声まで
、飛び交う音は驚きに満ちていて、音楽は民族の古い祭のように底知れない力強さを持っています。女性ゆえの優しさ、純粋な生命の力。カオティック、かつ、美しいもの。

2003/2/1

Music for Popers -2- 「ハートウォーミング」

・Over the Rainbow(フレンドリー)
・HAPPY MUSIC(サニー)

前のめりなほど前向きなのってイイよね。簡単にいえばパーキッツとかポエットとか好きなヒトに勧めたいものたち。

・矢野顕子
 なにもいわずに聴いてください、といいたいほど。のびのびと、何にもしばられずに歌い奏でるのも別格の才腕があってこそ。日曜の午後とか、野球の応援とか、愛する気持ち、ちょっと気になる世界のこと、生きていく全てのものが暖かな音楽になるみたいです。

・セラニポージ
 ドリキャスのゲーム「ROOMANIA#203」の中に登場した仮想ユニット。のはずですが、いつのまにか確かな実在として活動をしています。キュートなポップで、EeLと同じところで書こうと思ってましたが、「胸にアイタ穴」という歌が心温まる名曲なんでここで紹介します。音はときに凝りすぎだったり毒入りだったりして楽しいです。

・Diva
 同じ名前のバンドもあるようですが、おそらくは有名ではないほう。谷川俊太郎などの詩を、美しい旋律に乗せて歌い上げます。すでに活動停止しているのが惜しまれます。「人間の作り出した小さなものが正常に働くこと、それがぼくにとっては何にも代えられない喜びだ」こんな歌詞がチャーミングな歌になるんです。

・Kokia
 ファーストアルバムの最初の歌で「わたしはうたうことりです」と激白、歌っていれば楽しいという歌の妖精ぶりをハナから見せつけます
。元ちとせを少しおさなくしたような声で、祝詞のように歌い上げたり、しみじみとバラッドしてたり。目が離せません。

2003/1/31

Music for Popers -1- 「森系」

・森の鼓動(パストラル)
・birds(アンビエント)
・8月のサヨナラ(ラブリー)
・光の季節(メロウ)

「森系」というカテゴリは、いわゆる「癒し系」とは別物。ヒトと自然のつながり、産まれてきた土そのもののパワーを含む音楽は、ときに強烈なインパルスを発し、聴くヒトを奮い立たせて治癒へと導きます。

・河井英里(Erie)
 知るヒトぞ知る、最強ヒーリングボイス。Erie(エリー)名義で、Prayer(プレイヤー)というアルバムを出しています。アルバム最初の曲「Sanctury」の最初の声を聴いただけで、全身に痺れるような恍惚が走るはずです。


・上野洋子
 彼女が在籍していたころのザバダックはヒトツの奇跡。どのアルバムにもキラキラ光る星のように、永遠の国からこぼれおちた激しく美しいミューズたちが舞い踊り、ひとときたりとも同じ姿を見せることがありませんでした。ヒトツ聴くなら「遠い音楽」でしょうか。ザバダック脱退後は彼女自身がミューズのように様々に変身し、音楽の国のあちらこちらに力強い声を落としています。

・クラムボン
 とてもおしゃれで、心地好い音楽です。進化形音楽の先端の一端を担いつつ、それでいて根源的ですこやかで健康的です。誰が聴いても好きになれそうな暖かな包容力を持っていて、しかもじっくり聴ける豊かな音楽です。かなりおすすめかも。



 これからしばらく「ポッパーおすすめ音楽」をつらつら書いていこうと思います。

2002/8/8

 RIP SLIMEの楽園BABY。さいしょ有線で耳にしたとき、結構イイ曲がかかってるなと思ったですが、最近はカウントダウンTVとかで1位を争うかのようなイキオイですね。びっくりです、いいことだと思います。HIP HOPとかジャズとかR&Bとか、シヴめの曲が今の流行りみたいですね。PEZとかEGO WRAPPIN'がカウントダウンに出てくるんだから、素敵な世の中です。ついでにストリートジャズ系ではphatの「色〜siki」をイチオシしておきます。乾燥して骨太な踊れるジャズです。本格派。
 ジャズといわれる音楽に親しもうと、山木秀夫関連でU.M.A.なんか聴いてました。とてもがんばるフューチャージャズ。軽く流せば軽く聴けるし、腰を据えればごっつう聴かせてイイ感じ。でも、R.H.M.のときにドキドキした山木秀夫のスーパードラムはあまり全面にはでてないかも。R.H.M.といえば金子飛鳥のアルバム「Mother」がでました。ハイテクニックなヒーリングミュージックって感じでした。ヒーリング系が苦手なヒトにはオススメできないです。
 最近ポップンミュージックというゲームに何度目かのハマり中、ゲーム自体は1stからやってるんですが、8thとなった今ごろとつぜん大ハマリ。それもこれも、EeLの新曲が入ってるせいです。乙女印二重丸のスペシャルガールズポップとしてこっそり聴いてたんですが、ゲーム内でメジャー(?)デビューとは!! アルバムはKung-Fuu Masterなんかだいぶイイです。ゲームでガールズポップといえば、セラニポージのまなもぉんなんてのも思い出します。ROOMANIAの音楽。
 ブンブンサテライツの新譜でてました「PHOTON」。ひどくかっこいい。自分を楽しませることに妥協しないヒトだけ到達できるかっこよさ、スタイルってのがあると思いますが、そういうものを凝縮した音楽かと思いました。ひさしぶりに音楽聴いてて心臓つかまれる感じがしました。
 前回のこのコーナーが4/5ですか……。その間にKENSOの「天鵞絨症綺譚」が出てるんですよね。滋味あふるるプログレッシヴ・ロックです。比較的とっつきにくい音楽ではあるんですが、一度聴いてみることをおすすめします。音楽になにができるか知りたいヒトには特に。
 最後に、いまさらと思いつつ、どんとベスト「一頭象」、ローザ・ルクセンブルクの「ポンパラス」をGetしなおしました。どんとというスゴイ奴がいたことをみんな覚えておくべきだと思いました。

2002/4/5
 HYPER JOYSOUND(カラオケ)がとち狂ってなぜか平沢三昧。「オーロラ」「救済の技法」「バンディリア旅行団」「山頂晴れて」「金星」「FORCES」と妙にマニアックな選曲がなんともいえない。どうせ平沢ファンなんて、コアしかいないんだから、全部知ってるでしょ? てトコですか? 同じコアマニア系で坂本真綾も充実。現在投票にて着実に増えてるようなので、JOYSOUND側にマニアがいれば増え続けるでしょう。「庭師king」や「アーキタイプ・エンジン」がいいなー、次は。
 さて、前回から間開きすぎ。しかもまだ封開いてないCDもあって胸痛みマス。
 イチオシは当然「ICO〜霧の中の旋律」(大島ミチル)。知らないならICO(イコ)というゲームの公式サイトに今すぐ飛び、そこの音楽が気に入ったならPS2ごとソフトを買うこと。自分ごときが付け加える言葉など何もありません。
 「LOVE」(天誅)は普通に面白かったデス。ダメ人間度高すぎ。歌が世相を映すというのなら、自分たちの世界はヒライやヤイタの歌のようなマガイモノなラヴソングじゃないだろう? テクノとネットと妄想と幻滅にまみれたこの曲どもがそうだろう。向かい合え、大マジで。
 「Animage」「Animage2」(一部の歌が河井英里)。アニソンで癒し系という暴挙に出たアルバム。全体的にイタさを発していて、企画とデザインのどうしようもなさがうかがえるのだけど、実は曲がかなりイイ。原曲知らないと素直に楽しめると思います。……このアルバムの価値は河井英里嬢〜最強ヒーリングボイス〜によって歌われる「残酷な天使のテーゼ」および「炎のたからもの」にあるでしょう。
 「Faraway〜遙かなる旅」(仙波清彦笹路正徳)。三味とか鼓とか邦楽楽器を混ぜ混んだフシギ編成で贈る楽曲群。シャレのめしてんだかなんなんだか。最初の曲が「新日本紀行」(冨田勲)なんですが、この曲知ってます? 20年くらい前の同名のTV番組の曲。まだ田舎に「里」という言葉が似合った頃のイメージ曲です。自分は聴くたびに郷愁を覚えます。まだ見ぬ土地(もしくは金山)に。とにかく選曲がめちゃくちゃなのでとりあえずCD棚から取ってチェックすべしです。
 あとは、謎の実験アルバムとか、THE BLEEP BROTHERSとか、Xenosagaとか、PONTAとか、結構聴いてましたが割愛。封開けてないのが結構あるんだもん。
2002/1/23
 セガコン1と2をGet。2に入っているNapple TaleってゲームのFolly Fallというステキな曲のために買ったんですが、他に収録されてる曲がかなり良かったので、つい1も購入。どっかのサイトに「ゲームっ子だったらセガのゲームが面白いってみんな知ってる!」というのがあったけど、そんな感じで、そう、最高、イカしてる。
 ユーザー投票を元にした、今までのセガゲームソングのベストアルバムなのデス。
 ちまたの恋愛風味な有線ソングに食傷気味の方に意外とオススメ。とくに2は。自分の生活が恋愛だけでなくて、夢みたり、失敗したり、がんばったり、白けたり、イロイロあって、そんなのが全部歌や曲になってるんだってフシギな感覚が味わえます。
 ライナーノートにネット投票時のユーザーコメントがいくつか載ってますが、ヒトツ感動したので、勝手に転載します。
〜愛よ夢よ生命の尊さよ、泣きのメロディでオーケストラなら感動して当然しなけりゃ人間じゃない、そのあたりの段階を超越した絶対音楽。人間が定義づけ、価値づけ、意味づける生命が、生命そのもののダイナミズムの前ではひどく矮小なものでしかないことを思い知らされるゲーム、その音楽。●クライング 亜生命戦争・タイトル・スタッフロール〜
 音楽に対する(ゲームに対する)これほど的確ですばらしい賛辞を僕は他に知りません。(hell harmonyさんという方のコメントのようです)。
 しかし、なんということか、この音楽がコメント載っているくせになんでか収録されていませんよ!? いったいどうしたっていうんですか?
 あまりの仕打ちですよ、まったく。その音楽は(コレ)デス。くやしいので置いておきます。

 もちろん、上野洋子のPuzzleも*1もGetしたし、KOKIAのtrip tripもRezのCDもGetしたけど、今開封してないCDがたまりすぎてるんで、何かコメントは後日ってコトで。
 コメント不要っぽいし。
2001/12/30
 冬コミ終了後打ち上げで、友人MoさんのMP3プレイヤーを強引に聴かせてもらう。いきなりKYOKO SOUND LABORATORYがかかる。
 INSIDE OUTって曲が好きなのですよ。なんちゅーのか、いまだ世に出ていない英雄が、仲間と一緒に天井裏なんかで国の未来を描いている、ような感じがするんです(全然違う意図なのかもしれませんが)。ひとことで言うと、「極上のワクワク感」。
 自分の持ってるKYOKO(木屋杏子)のアルバムは、See You Again、月の石がみている夢、Maria、ガイアの歌、MIDNIGHT CALLINGの5つ(→to Moさん)。
2001/12/29
 最近Rezというゲームにハマってマス。このゲームの詳細は→(公式サイト)。
 Rezのオンガクの一部を担当しているJOUJOUKA(ジョジョカ)の新アルバムNew Asiansを聴く。Rezというのは、テクノのBGMにノリながらワイヤーフレーム3Dで作られた電網文明内を駆けめぐり、現れた敵を倒したりするごとに音が鳴り、しまいに音と映像が一体化した陶酔感が得られるってゲームなのデスが……ここで逆転現象発生。
 JOUJOUKAのCDを聴くうちに、自分の周囲がRez的なワイヤーフレーム空間に変わっていく奇妙な感覚に襲われる。まさにTrip。鳴る音に合わせ、周囲の風景がガラリと変わる。自分が広がり、再びひとつに集まる。
 ユリナスの言う魔法空間てのはこの感覚。
2001/12/24
 何か音楽聴くのにくたびれたなーと思ったら、PC上に作ってあるマミアナさんテクノ全集(勝手に命名)をひたすら聴く。スペシャルヒーリング。QY-70を基本に、アマチュアがカンタンにできる範囲でやってるハズなのにこのイメージの広がりと音の懐かしさは何なのだろう。マミアナワールドというかマミアナネイチャーにとっぷりと浸かってしまうような感触。
 うちのリンクのLove&Respectから行けるのでゼヒ。ネット上で全部聴けます。
2001/12/23
 昼間、チョとアヤシイ電話かかってきて、最近いらんセールス電話多いのでソレかと思ったら、目白World Disqueの店員さんからでした。「Basilisk入りましたが……」「何ぃ!?」。というわけで久々にWolrd Disqueへ行く。
 洋モノプログレは残念ながらわからないので日本のばかり眺める。最近MDでだけ持ってるアルバムのCDをGetしようとしているので何枚か購入(ノヴァ・カルミナ/高橋鮎生 など)。
 最近の友人が四人囃子すきなので、はじめて聴いてみる(ゴールデン・ピクニックス)。キレイでしっかりした曲だな、と思う。でも自分はP-MODEL(またはマンドレイク)みたくドロドロしている方が中から取れるパワーは大きいんではないかという気がする。
 A.P.J. 最近のヤツ。Acoustic Progressive Jazzらしい。語感からRHM(井上鑑/金子飛鳥/山本秀夫)のようなすばらしいアコースティックプログレ(?)を期待してたけど、それほどではなかった。リズムがなんとなくぎこちない。変拍子はほんとに変な拍子と思われたら負けでしょう。
 ロバの音さがし(ロバの音楽座)。好きなんだもん、しょーがないやん。古楽大好きでこども音楽大好きなら逃げ場ナシ。CD絵本ということでキレイな写真がいっぱい。「まず『耳をすます』そこからが始まり。」とリーダーの松本さんが書いている。これは自分がイオン君に言わせたコトと全く同じ。微妙にうれしい気持ちになる。最近、チョと静かな場所で一体何種類の音が聴こえているか数えるという遊びを良くやっている。普段まるで気にもとめないものが面白く鳴っていたりしてタノシイですよ。
 Silent Night/安西史孝・畑亜貴・父喜。まさに時期モノ。しかしこの3人が何でこんなん作ろうと思ったかは不明(サイト見ればわかるんでしょうが……)。畑亜貴好きには必聴。賛美歌歌ってるだけなのにとても畑亜貴節。賛美歌というチョイスもまたすばらしい。間違ってもWhite Christmasではイケナイ。
 邦楽中古棚で、青に捧げる/河井英里、flow/カラク、Welcome to ZABADAK/ザバダック、The Lady of Shalott/葛生千夏を発見。保護したい欲求にかられるが我慢。
 あ、Basiliskのこと書くの忘れてた。釉楽弥生の17歳のころの声が少しだけ聴ける。今とほとんど変わってない。むー、Goddess in the Morningがどうしようもなく奇跡なのかなー、YAYOIカムバーック! そりゃ最近の谷川賢作とのアルバムがつまんないとは言わないけどさ(でもやはりライヴで聴くべきモノなのだろう、ああいうアドリブものは)。アルバム全体としてはドロッとした雰囲気がたまらない、ドキドキさせてくれる良作でしタ。
2001/12/22
 少し前に作ってPC上に置いてあるザバダック全曲集(漏れはあると思うけど191曲)をランダムにかけてます。ほとんど記憶にナイ曲が意外と多くてアセる。TRIOとかLIFEとか、そのあたりがアヤシイ。聴いててわかったのは自分は以前のザバより今の吉良知彦、上野洋子の方が好きだってコト。coulorsの初っぱなでは「コイツはやはりとびきりのアホだ!!」と感動したし、Web上でチョとだけ聴ける来年発売CDの上野洋子の新曲はVita Novaなどで培ってきたコテコテの上野スタイルだし。

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